当社で、低濃度の見積依頼を受けた時の対応をご説明します。
1)現場調査
2)見積書作成
詳細を以下に説明します。
1)現場調査
①機器情報の確認
機器についている銘板から情報を確認します。
代表的な機器の銘板と情報位置を赤枠でに示します。
機器サイズは縦横高さを計測します。この情報は機器積載時の積載位置を設計する時に参考にします。
②油漏れ等の確認
機器から機器内絶縁油漏れの有無を確認します。
経験した油漏れのパターンは下記の通り。
①ブッシングの打撃によりブッシング根本からの漏洩
②機器腐食部の亀裂部からの漏洩
③蓋のパッキン劣化部からの漏洩
機器からの油漏洩が補修で対応できないと判断された場合、および運搬中に油漏洩の可能性がある機器については、運搬前に自社保有のリターナブルドラム缶に機器内絶縁油を移す「抜油作業」を設計します。
③搬出経路確認
機器保管場所から収集運搬車までの搬送経路を確認します。
階段などの移動が必要な場合は、搬送経路を図面化し、必要資材を選定します。
人手での搬出が困難な場合は、ラフタークレーンにての搬出を設計します。
2)見積書作成
現場調査結果から、処分費、収集運搬費の見積を作成し、見積書、機器リスト、機器写真を「無料」にてご提示します。
低濃度PCB廃棄物処理業務のお見積を確認されたい方(東北6県内)は、お気軽にお声がけ下さい。
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低濃度PCB廃棄物処理業務を発注した後の準備は「2.低濃度PCB廃棄物処理業務の準備について」をご覧ください。