以前紹介した、ディーパックチョプラさんの著書の、より分かり易い実践編的内容です。
「考え方」「捉え方」なので、お金はかからず、周りに変化は悟られず、いつでも始められ、いつでもやめられます。
ご参考まで。
1.純粋な可能性の法則
●アクセス方法
①沈黙や瞑想
朝夕20分の沈黙と瞑想により、純粋意識の場にアクセスし、意図の種を差し込む。
②判断しない
この瞬間はあるべくしてある。>判断せず受け入れる。>油断のない待機。>ヒントを見出し、内なる声を実行する。
③自然の中で過ごす
生命を構成している要素や力すべてと調和し、関連し、すべてと一つという感覚になれる(統一意識)
2.与える法則
●人と会う時心がけること
・「何かを与える」という事を決意する。
・「思いやり」「注意」「愛情」「感謝」>最も価値あるもの。
・幸せや喜びや笑いがもたらされるよう願う。
・「与えている」かぎり「受け取る」
・受け取るにつれ、与える能力も高まる。
・営業>人に会う。①「会ってくれたこと」に感謝する。②世間話で一時の安らぎを与える。③仕事を通して「費やすべき時間を代行し、時を提供する」「面倒臭い」から解放する。
3.原因と結果の法則
●選択するときにする二つの質問
①選択の結果はどうなるのだろう?
②選択は自分と自分の周囲に幸せをもたらすのだろうか?
●心臓に聞く
「心地良い」か「不快」か。>心地良い方の選択をする。
●カルマの負債の返済方法
①ポジティブに変える方
「この経験から何を学ぶこたができるのだろう?」「宇宙はどんなメッセージを与えてくれているのだろう?」と問いかけ答えを聞く。>逆境を恩恵に変換させる。
②カルマを超えて生きる極意
瞑想によって純粋意識の場に入り、戻って来ることで、カルマの種を洗う=超越する。
4.最小限の努力の法則
●奇跡とは何か?
・草は育とうとはせずに、ただ育つ。魚は泳ごうとせずに、ただ泳ぐ。地球は自分で回転しようとせず、ただ回転している。>それぞれの「性質」。
・楽に努力せずに夢を物質的な形へと変化させるのは人間の「性質」。
・自然の知性>ただかすかな考えが存在するだけで、その考えの実現は努力せずに起こる。
・奇跡とは、「最小限の努力の法則」が表現されたもの。
●その行動は愛かエゴか?
・人をコントロールしようとする、人々からの承認を得ようとすると、エネルギーを浪費する。
・自分のエゴのためにお金やパワーを求めるとき、幸せを楽しむ代わりに、幸せの幻想を追い求めることにエネルギーを浪費する。>自然の知性から流れ込むエネルギーを堰き止めてしまう。
・行動が愛によって動機づけられる(人の役に立つこと、人が喜ぶこと)とエネルギーの浪費はなく、エネルギーは倍増し蓄積される。
・蓄積された余剰エネルギーは、望むことの創造に注ぎ込まれ、無限の富さえ創造できる。
①受容〜あるがままに受け入れる
・「この瞬間はあるべくしてある」と理解する。>「今日私は、人々や状況や環境や出来事を、起こったとおりに受け入れます」
②責任〜誰のことも何事も批判しない
・人や状況に対してイライラしたり腹をたてた時>自分の「感情」に反応している。
・「イライラしたい」「怒りたい」から「イライラする」し「怒る」>感情は自分でコントロール出来る。(アドラー心理学)
・自分のおかれている状況と、問題だと思っているすべての物事に対して「責任をとる」=感情をコントロールし、あるがままを受け入れる。
・人は、あるがままの状態に対して創造的な応答をする能力(=責任)を持っている。
・全ての問題には「好機の種」が含まれている。>誰のことも何事をも非難しない意識が好機を捉え、より良い状況や物事に変換ささてくれる。
・現実はひとつの「解釈」
・「責任をとる」と解釈できれば、たくさんの教師と、自分が進化するためのたくさんの好機に囲まれる。
③無防備〜自分の考えに固執するのをやめる
・自分のものの見方を他人に納得させたり説得したいという欲求を放棄する。>言い争いは起こりようがない。
・「自分の考えは正しい」を手放す。
●楽に努力せず実現するには?
・「受容」と「責任」と「無防備さ」の絶妙なコンビネーションを手に入れる。>自然の英知(純粋意識)が自発的に、摩擦なく、努力なしに花開く。>人生が楽に努力せずとも流れていく。
5.意図と願望の法則
●「注意」と「意図」
・「注意」を向けたものは全て人生において強化される。>注意をそらしたものは全て弱まり崩壊し消滅する。
・「意図」はエネルギーと情報の変容を引き起こし、意図それ自体を叶えるために物事を「組織化」する。>シンクロニシティー。
・過去接した人や物事が意図によって組織化される(繋がりが生じる)。
・組織化に必要な「人との出会い」「情報」を得る為の行動喚起が、純粋意識の場から伝えられる。>素直に受け入れ即行動する。>願望が実現する。
●宇宙による組織化を起動させる方法
・「純粋意識の場」に行って意図を導入するだけで相互関係の場を活性化させる。
・注意すること>人類全体に恩恵をもたらすために使うこと。
●「執着のない意識」のパワー
・執着を手放した意識の意図は、生命中心の「今この瞬間の意識」へつながる。>最も効率的なものとなる。
・注意が今現在に向けられるかぎり、未来の意図は実現化される。
・今現在に対して抵抗すべきではない。>受容して純粋意識の場の声を聞き対応する。
●現在のみが本物
・意識的な気づきである現在のみが、本物で永遠。
●努力しなくても願望が叶う五つのステップ
①瞑想して、思考のすき間(純粋意識の場)に滑り込む。
②「純粋意識の場」の中で、意図と願望を解き放つ。
③「自己思考」の状態を保つ。>願望を自身の中に留めておきシェアしない。
④結果に対する執着を手放す。>不確実性の英知の中で暮らし、「今」を楽しむ。
⑤細かいことは宇宙に処理してもらう。
6.手放す法則
●結果にこだわることをやめる
・「願望」(=結果に対する執着)は手放し、「意図」を一点集中する。>同時に兼ね揃えると、願ったものを手に入れる。
・執着は恐れと不安にもとづいている。>恐れ、不安を手放す。
・「安定でいたい」という欲求は、自分が本来持っている不確実性の英知を消す。
●手放せば自由、執着すれば不安定
・「安全」「安定」を求めることは「もっともっと」と際限がなく、とてもはかない(=かないそうにない)。
●”不確実性の英知”にゆだねよう
・安全を求めるのは幻想。
・「不確実性」は純粋な創造と自由の肥沃な土地。
・不確実性とは、生活の一瞬一瞬で「未知」に足を踏み入れること。
・未知はすべての可能性の場。
・未知に足を踏み入れようとすれば、不確実性の英知が組み込まれ、生活の一瞬一瞬において、興奮や冒険や神秘を経験する。
・先の未来について、厳密な考えを持つ必要はない。
●出会った好機を逃さなくなる不思議
・「執着しない」=「手放す」=「解決策を強制しない」と、発展の全体プロセスを加速させる。
・「ただ不確実性を目撃している状態」=「油断ない待機している状態」=「静かな目撃者になっている状態」のとき、目標や意図と重なり、好機をつかむことを可能にする。
・日常に起こる問題は、より大きな利益のための好機の種。
・「幸運」とは、「準備ができた状態」と「好機」が合わさったもの。
7.人生の目的の法則
●世界の誰よりも上手にできることがある
・人間には、「独自の才能」と、その才能の「独自な表現方法」がそなわっている。
・「独自な才能」のために「独自なニーズ」がある。
・「独自の才能」と「独自なニーズ」が合わさったとき、無限の富と豊かさを創造する。
・「独自なニーズ」は、油断のない準備の状態で現れる。
・どうしたら人類に貢献できるか、独自の才能とは何なのかを自問することに集中する。
●三つの構成要素
①スピリチュアルな存在
・「真の自分」を見つけることが目的。
・真の自分>純粋意識の場=無限の可能性の場=不確実性の英知=スピリチュアルな存在。
・物質的肉体は、「借物」であり、無限の可能性を実体験する「場」。
②独自の才能を表現すること
・「独自な才能」と「独自なニーズ」をマッチングさせることで、無限の富と豊かさを創造する。
・独自の才能の特徴とは?>取り組んでいるとき、時間が経つのを忘れる。
③人類への奉仕
・「どうすれば役に立てるか?」「どうすれば出会う人すべての助けになるか?」を自分に問いかけ、純粋意識から答えを教示してもらい、それを実行する。
・独自の才能を人類への奉仕と結びつけることが、豊かさを表現する真の方法。
・「人の役に立とう」と考えるだけで、純粋意識の場にアクセスでき、願望の実現につながる。
●真の成功をもたらす3つの約束
①エゴを超え、自分のハイヤーセルフ(純粋意識)を探求する。
②自分独自の才能を発見することこと。
・時間を超越した意識状態に入るとき、楽しみのプロセスが起こる。>自分が至福の状態にあるとき。
③どうすればもっと人の役に立てるか問いかけることと、その問いに答え、実行に移すこと。
・自分独自の才能を人類のニーズに合致させ、「人の役に立って他の人々に奉仕したい」という自分の要求に適合させる。
【まとめと結論】
●7つのステップでどんな望みも手に入れる
・「富と成功をもたらす7つの法則は、自分にセルフ・コントロール力をもたらすパワフルな原理。>生きることを価値あるものにしてくれる生命の法則。
●私たちのこの貴重なときを、愛し分かち合うために
・私たちは宇宙の旅人。>永遠という渦巻きの中で躍っている星屑。
・魂は永遠。人間の命の表現には、寿命があり、つかの間で、はかないもの。
・私たちは、お互いに出会うために、愛するために、分かち合うために、一瞬の間立ち止まった。>貴重な瞬間ではかない。
・私たちが、思いやりと、気軽さと、愛とともに分かち合えたら、お互いに豊かさと喜びを作り出す。
【初心者のための簡単な瞑想方法】
・私たちは人生の大部分を過去の記憶の中や、将来に対する期待や不安の中で過ごしていて、なかなか「今この瞬間」を純粋に味わって過ごしていない。
・不確実な人生の真っ只中においても穏やかな気持ちでいられるとても簡単な方法がある。
〔ソーハム瞑想〕
①20分程度のまとまった時間を確保する。
②あまり邪魔をされない静かな場所を見つける。
③最初に一度、大きく息を吸って、目を閉じる。
④ゆっくり自然に息を吸い込む時に、心の中で「ソー」、息を吐く時に心の中で「ハム」と唱える。(「ソーハム」>マントラ)
⑤他の事や考えが頭に浮かんだ事に気がついたら、また「ソーハム」(マントラ)を意識した呼吸に戻る。
⑥考えをマントラが打ち消し、マントラが考えを打ち消すことを繰り返していると、「思考のすき間」に入り込む瞬間がある。この「思考のすき間」が「純粋意識の場」。
→これが、どんな時代にも普遍のツールである「今この瞬間に意識を向ける」瞑想。
→この瞑想によって、日常に付きものストレスや緊張、恐れや混乱を優しく洗い流、もっと穏やかで平和な内なる自分(純粋意識の場)との繋がりを取り戻すことが出来る。