本日は、盛岡市倫理法人会第1600回記念モーニングセミナーでした。
講話者は、ぴょんぴょん舎を運営する㈱中原商店、代表取締役、邉 龍雄さん。
うちの家族は大の冷麺好きで、冷麺、焼き肉と言えば「ぴょんぴょん舎」でしょっ、という感じです。
今日の邉さんのお話、ぴょんぴょん舎では食器洗いに一切化学洗剤を使わず「創生水」を使用している事は知っていましたが、それはごく一部で、食材への安全に対するこだわりが相当である事、その理由を知ることができました。
化学物質の人体への悪影響の体験
邉さんのお兄さん、広島で被爆し、小学4年生の時、白血病で亡くなったそうです。放射性物資による死。
邉さんのお父さん、60歳でALSで亡くなったそうです。
スクラップ回収業を行っていたお父さん。当時、被服された電線から銅のみを採取するため、被服材をドラム缶に電線を放り込み焼却。結果、被服材焼却時に発生する化学物資を日常的に吸引してしまっていた。
東大の先生から、お父さんが入院時、それがALS発症の原因の一つの可能性があると言われたそうです。
お二人の肉親の化学物質が原因での死を体験したことでから、化学物質の悪影響を回避したいという強い志を持ったといいます。
そのことが、現在自分が手掛けるの飲食業での食器洗浄、安全安心な食材選定に結びついていました。
ぴょんぴょん舎で食べる冷麺、焼き肉は、美味しいだけでなく、我々の体にとってこの上なく安全安心な「食」だったのです。
講話の最後に、
「『食の安全』を通して、持続可能で安全安心な未来を、子供や孫の世代に残してく」と、力ずよく締めくくられました。
岩手の日本いや世界に誇れる三大麺の一つ、冷麺の仕掛け人、ぴょんぴょん舎の経営者が、今後世界的に望まれてくるであろう持続可能な社会形成を、33年前に起業して以来ずっと経営理念に添えられていたことを今日知りました。
33年間経営されてきたということは、バブルも経験されたと思いますが、その後のリーマンショック、東日本大震災等々、大きな難局を何度も乗り越えらえれてきたということです。昨今のコロナ禍が最も厳しいとおっしゃっていましたが、中原商店さんの「経営実績」から、「持続可能」と「安全」を根底に持って経営することが、大きな外的要因に打ち勝つ一つの大きな経営のポイントであることを学びました。
私も微力ですが邉さんの後に続くよう精進しようと心に誓いました。