致知4月号の「第37回 仕事と人生に生かすドラッカーの教え」
なるほど納得を一つ。
●組織で働く者は「自らの目的」を達成の道具として組織を使う
「会社で働くということは報酬を貰う為に与えられた業務をこなすこと」という考えとは全く次元の異なる考え方。
まずは「自らの目的」が何なのかを自分自身で認識すること。その目的を会社の事業活動の自分の役割を果たす事を通して達成する。
仕事に対して、なんと前向きかつ積極的な捉え方なのでしょうか。
まずは自問自答から。
●組織をもって自己実現と成長の機会とすることを当然のこととしなければならない
「当然のこととする」
思考の根底に据えるべく精進します。
●働く者が社会の役に立つところに就くことと、その者が自己実現と成長に価値を置いて働き続けること
「役に立つところ」=「自分の長所、強みを活かせるところ」と解釈します。
まずは自分の長所、強味を把握すること。それを社会の役に立てる事。長所、強味をさらに伸ばし磨き上げる事。
●貢献のための能力の向上とは、自らのの強みを伸ばし、スキルを加え、仕事に使うこと
自分の強みを把握し、それに技術をプラスして仕事に生かす。それをもって社会貢献を行う。
●人としての成長や能力向上は、金銭以外の重要な報酬
仕事をとおして自分が成長し、強みや長所が向上することは、他ならぬ自分への自分からの報酬である。
●成長のエンジンは、自分の強みを生かしきること。強みによって組織に貢献し、仕事をとおして能力を磨き、人間力を高める
自分の強みや長所を仕事で生かしことこそが、成長を促進する推進力になる。自分独自の強み、長所を仕事に生かし、さらに強み、長所を伸ばし磨くことで、自分の人間力を高める事が出来る。
●顧客は満足を買っている。
●顧客という「人間」が購買行動を起こす理由は、満足という」価値を得ることにある。
顧客はモノやサービス、技術を買っているのではなく、それを所有したり使ったりして得られる「満足」を買っている。
●「顧客にとっての価値は何か」を問え
自分の行っている事業において、顧客が見出す価値は何なのかをしっかり認識し、それを分かり易く伝える。
●組織ではなく顧客に仕える。組織はそのための道具
会社に仕えるのではなく、会社を通して接している顧客に仕える(=他者貢献)ことを意識する。会社はその為の道具である。
●上求菩提(じょうぐぼだい)>どこまでも自分という人間を向上させていくこと。
お釈迦様の言葉。人生の意味(その1)自分の人間性を向上させること。
●下化衆性(げけしゅじょう)
お釈迦様の言葉。人生の意味(その2)自分をもって人のために尽くしていくこと。=他者貢献
なるほど、納得、でした。